筆者は迷わず、勝山城址のポイントへ走った

　今年も解禁早々に、戦いの幕が切って落とされました。舞台は鬼怒川、関東屈指の鮎の名川であります。
しかも今年は、東京鮎毛バリ釣研究会、栃木ドブ釣り研究会の合同開催。
互いに闘争心を燃やし、 大いに盛り上がりました。
今年もアユの天然遡上が順調！

早朝の本部テントに続々と参加者がやってきた

　午前4時前には、氏家大橋の河原に本部テントが設置され、続々と参加選手が受付。
優勝を狙う28名がエントリーしました。ポイントは勝山城址と阿久津大橋の2カ所。
筆者は迷わず、勝山城址へ。5時前、すでに一級ポイントはアリの隙間もないほどの盛況ぶり、
次々と竿がしなり、良型が続々宙を舞っています。これはイケルぜ！
筆者は、誰もいない最下流の番外地を選択。解禁日の酒匂川で爆釣した「金クマ」でスタート！
水温13度とやや活性不足か、なかなか当たりがきません。そこでようやくここは酒匂川ではなく
鬼怒川であることに気づき「八ッ橋」に交換した所、早速1匹ゲット！
最初はおとなしかった水面に、ときたまハネが目の前を通り過ぎて行く中、
30分に1匹程の猛追で5匹確保！
優勝の予感が漂います。
天気晴朗にして無風、絶好の釣り日和りに気をよくし、「青ライオン赤ラメ」でギアを上げ、
さらに1匹、2匹と追加！そしてついに待望の竿先水中ドカンの大当り！
さすが鬼怒川、塩焼きサイズの大物ゲット！優勝の予感は確信へと変わりました。
ところで、もうひとつのポイント、阿久津大橋の方はどうなっているのでしょうか？
　伊東詩織会員に報告してもらいましょう。

は～い、私は阿久津大橋の上手です

ハーイ伊東です。
まだ真っ暗な中一番乗りかと思ったら、もう先に到着している方がいらっしゃいました。
はやる気持ちを抑えつつ、「赤玉ポートワイン」をつけてスタートしました。
横に並んだ澤渡要会長にご指導いただきながら最初の１匹がすぐに。数分後には2匹目、3匹目を自力で。
少し釣れない時間が続いていたそんな時、栃木ドブ研代表の齋藤さんから、「これつけてみて」と渡されたのが
「清水2号桜ピンクピンク赤ツノ」。つけ替えてまもなく釣れました。その後もこれも、これも、と次々渡され、
そのどれもが確実に数匹ずつ釣れました。

おっと、伊東会員は絶好調のようです。果たして結果は？

【重量の部（5匹合計）】
第1位　岡崎忠史さん（栃木ドブ研）　240.5ｇ　勝山城址　八ッ橋
第2位　小野　博さん（栃木ドブ研）　230.5ｇ　勝山城址　清水　
第3位　安達憲二さん（栃木ドブ研）　225.5ｇ　勝山城址　清水中金

優勝の岡崎さん

【大型賞】
齋藤次央さん（栃木ドブ研）　18.4㎝　阿久津大橋　赤熊中金。
さすが栃木ドブ研！重量、大型賞共に上位独占でした。お見事！

大物賞と5匹重量の部、すべて栃木勢で独占！
これは問題になるかな？・・　
と大林会長から賞品を受け取る笑顔の斉藤さん

絶好調の伊東会員は203ｇで第9位と大健闘でした。
ちなみに筆者は検量時間を勘違いし大遅刻、なんと番外。
ガチョーン！ 検量時間は自分でしっかり確認しましょう。
終了後、全員、栃木ドブ釣り研究会、齋藤次央代表から齋藤代表手作りの爆釣テンビンを いただき、今年の鬼怒川大会はお開きとなりました。
齋藤代表と栃木ドブ研の皆さま、何から何までありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

2017年6月7日　記　藤岡俊幸会員

2017年6月4日　東京鮎研、栃木ドブ研合同鬼怒川成績上位者